4-7月飲んだ酒

3ヶ月に1度の備忘録。

 

この期間、アイドルのライブ、舞台、握手会に行ったら財布がすっからかんになったのでほとんど飲んでないけど。話題だったり流行りのやつばっかり飲んだ。印象に残ったのを何本か書残す。

 

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NEW GROVEというモーリシャスのラム。左はJapan Import System(JIS)からリリース、右は銀座のラムに強いBar Lamp信濃屋のプライベートボトリング。

 

ラムと一言で言っても様々なタイプがあり、産地がどこの植民地だったかによって味も結構変わってくるそうで。Rum(イギリス領),Rhum(フランス領),Ron(スペインやらポルトガルやら)によって、それぞれ母国にウケる感じになるらしい。まぁ味の違いとかはもっと詳しい人がネットに書いてるだろう。

モーリシャスは旧イギリス領なのでRumなのだけど、イギリスだけあって割とモルト好きにもピンとくる味が多いみたい。

 

アイリッシュの88~91にあるトロピカルフレーバー、特に白桃とかの感じが凄い好きで家にも一本欲しいんだけどなかなか高くて手が出ないと思っていた時に、信濃屋の方のがリリースされ公式テイスティングコメントに"白桃"ってあって気になったので飲みに行った。今思えば8000円くらいのもんだったので買えば良かったんだけど、ラムとウイスキーではまたその言わんとする"白桃"っていうのが違ったりするのかなと足踏みをしてしまった。

 

飲んだ感じの味わいは確かに最初は似たような白桃感があるけど、そこから変化して行ってアンズっぽいニュアンスに変わっていく面白い味だった。樽感も出ていて、とてもモルト好きにも受けそうだ。JISの方は白桃は弱くて、のっけからアンズみたいな感じが凝縮されていた。これがボトルで両方とも1万しないのだからラムは魅力的。

 

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折角なので、長熟のラムも飲んでみたいなと思い頼んだのは、シルバーシールから出たポートモラントの37年。ガイアナ共和国のデメララ川らへんで作ってるからデメラララムなんて呼ばれてたりする。言いづらい。有名なのはレモンハートとか何だろうか。

 

なんか調べるとラフロイグカスクやらクライヌリッシュカスク、果てはポートエレンカスクなんてものもあったりするみたいで、デメラララムはちょっと気になる。どれくらい個性が出るんでしょうね。

 

飲んだのは特にそういう特殊なカスクではないけど、またウイスキーとは違った具合に長い熟成感はあった。果物を煮たような感じや、ブラウンシュガーの感じもありつつ、さとうきびの草の感じなんだろうか、なんか畳みたいな味がした。

 

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んで、話題のフープのカリラ。2005~2016の熟成で、リフィルシェリーホグスヘッド。なんかアイラのシェリー系ってあんまり良い印象がなくて(良いボトルを飲んだことがないに過ぎないけど)、大体どっちかの良さを殺すなぁって思ってたんだけど、これはピート感とシェリーからくるスパイス感だったり甘さだったりが上手い具合に引き立てあってて、11年の熟成感ではないな〜と思う感じだった。美味しい。

 

値段からするとコスパ高い!!!けど、一般流通はしてない。まぁ一般流通してないからこその値段なのかもしれないけど。今度フープから出たグレンドロナックも気になります。

 

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ジェイズバーさんの3杯セット、最高。話題のニューリリースはここで試せばいっか感を感じました。いや、住まい京都なのでわざわざ池袋に行くのもアレだけど...

 

スプリングバンクのローカルバーレイ11年は、なんかよくわかんなかった。もっと味開くのかな?いや半分以上空いてるしな...でもなんかすごい評判高いよな...っていう感じ。レベル不足で敵mobのレベルが見えないMMORPGの気分。

 

 イアンマクロード社チーフタンズのシガーモルト、中身はモートラック。かなり濃厚で、でも樽感は少なめで渋みはあんまりなく、余韻は長くてかなりオイリー。こんなに??ってくらいチョコレートぽさを感じました。これは確かにシガーに合いそう。

 

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これは話題になりますよ〜とマスターから言われて、確かにその2週間後にはすっかりネットでも売り切れてしまったタリバーディンマレイ。

バランスの良さもさることながら、余韻のカスタードクリームの強さが凄く特徴的だった。これが8000円くらいとはなかなかのコスパ。もう売り切れだけど。

 

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 5/14に行われた、リカマン主催のウイスキーメッセ in Kyoto。

 

秩父ウイスキー祭2017で初めてこの手のイベントに行ったけど、秩父のだったりBar Showやウイスキーフェスティバルは、主要なインポーターだったりボトラーウイスキーの団体が出展するので、『もう買えないけど飲む価値のあるウイスキーが安くで飲める』というブースが多く、非常に魅力的だった。

 

しかしウイスキーメッセは出展の一覧を見ても公式の蒸留所ばかりで、どちらかというと『今でも買える現行品のオフィシャルボトルを無料で試してみませんか?』という感じだった。まぁそっちの方が販促としては正しいあり方なような気もする。

 

実際、無料で飲めるとのことで改めてシーバスのミズナラを飲んでみたりブッシュミルズの21年を飲んでみたりして、あぁ美味しいなと再確認にはなったので面白かったし、まだ当時発売前だったブラックニッカのクロスオーバーも試せて楽しかった。

 

チケット料金が4000円とお高めだったのだが、HIDEOUT CLUBというウイスキーSNS??的なやつで無料招待チケットが当たったので、浮いたチケ代で何か飲もう〜って思ったところ、Twitterのフォロワーさんから勧められたのが、3000円で飲めたグレンファークラス1966フィノカスク

 

WhiskyFun.comでも92pointsとメタクソに評価が高い1本

http://www.whiskyfun.com/archiveseptember14-2-Glenglassaugh-Glenlivet-Glenfarclas-Macallan-Port-Ellen-Ardbeg.html#290914

だけど、それも納得の美味さ。クリーミーな後味がやみつきです。

長熟っていうのもあるから一概に比較の仕様もないんだけど、シェリーとしては辛口のフィノで、こういう穏やかな味わいになるのは不思議。

 

ペドロヒメネスカスクでさっきのシガーモルトみたいに甘さが際立ってたり、ファークラスみたいにクリーミーさと穏やかな甘味があったりしたのを飲んだ試しがない。

 

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ウイスキーメッセで印象に残ったのは、エデンミル。蒸留を開始したのは2014年からで、まだニューメイクしか発売はされてないけど、ここでは2年熟成のものが飲めた。売りとしては、かつてのマッカランが使用していたゴールデンプロミス種という大麦を使っていることだそうで。2年熟成のものを飲んで、その飲みやすさと、甘いナッツの感じが非常に好みだったので、スコッチとして発売される時が楽しみ。

 

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 アードベッグアリーナムビースト。あんまりアードベックは好みじゃないことが多かったんだけど、これはかなり柔らかめ、穏やかめだったので好みだった。

 

後から考えると、取り扱いがMHDに変わってからの奴で好みなのに出会ったことがないっていうことだったりするのかもしれない。まぁ、そんないうほど飲んでないから分からんけど。ケルピーに関しても賛否どっちもよく目にするのでちょっと飲んでみたりしたかったり。

 

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 白州の2000、シングルカスク。この店のマスター曰く、2000年蒸留の白州は非常に出来が良いらしい。実際、エグみとか嫌味はない強い樽感とモルトの旨味はジャパニーズ特有の、らしさがあるな〜と。白州でこういうのを感じたことはなかったというか、そもそも大した白州を飲んでないのでアレだけど。ポールラッシュ生誕120周年記念の白州、飲んでみたい。近場で置いてある情報がある店、ハーフで8000円...うーんどうしたものか。

 

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白州を飲んでからこの間1ヶ月近く空いてるのであんまり関係ないけど、ジャパニーズ続き。今年の秩父ウイスキー祭2017限定ボトルの秩父、フィノカスク。当然抽選には外れて、半ばいじけながら別に秩父で美味いって思ったボトルそんなにねーし...って言ってたけど、これはかなり好みだった。

 

独特な、栗のような香りと味わい。たった6年熟成だけど、荒っぽさとか全然ないし凄いなぁ、今後も楽しみだなぁという感じ。

 

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 スリースバースから出てる"The Lady And The Unicorn"シリーズの第4弾『嗅覚』、1988のアイリッシュ。最初のピーチ感は期待通りで、余韻にかけてビターに変化していくのが最初に書いたラムのやつとは真逆で面白いなと。茶葉とか、そんな感じ。

 

フランスにある、制作者も詳細な制作年もわかってないくらい古い6枚綴りのタペストリーで、6つの感覚を表してるとかなんかそんな解釈があるらしい。第1弾『視覚』ボウモア1993 16yo、第2弾『味覚』ディーンストン1977 34yo、第3弾『聴覚』インペリアル1990 21yo、第4弾『嗅覚』アイリッシュ1988 25yoと出ていて、残るは『触覚』と『我が唯一の望み』が残されている。最後の『我が唯一の望み』としてリリースされるのがどの蒸留所なのかめちゃくちゃ気になるところ。

 

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ウイスキー祭の秩父予想に反してすっごい美味かったなってことで、改めてイチローモルトを飲んだらまた印象が変わるかなって思って、友人が持ってたのをおすそ分けしてもらって飲み比べてみた。

 

まぁMWRとDDは、あぁうん、そうそうこんなんこんなんってくらい。で、初めて羽生蒸留所の方のシングルモルトを飲んだ。(それじゃもはや秩父がどうこうって話でもなくなってきちゃってんだけど)

 

香りはめちゃくちゃ良くて、お!!って思ったんだけど飲んでみると、なんか思ったより複雑な変化もなくボヤーっとしたまま余韻も広がることなく消えていったので、お、おぉ...という肩透かしを喰らった。

 

まぁ、限定品で選びに選んだ樽のシングルカスクとはいえ、今のボトルの方が前のボトルよりも良い!!っていう現象はなかなか無いことなので、嬉しいなぁと今後を楽しみにするのだった。

 

 

 

来月、再来月は金もなければ時間も無いので、しばらくお酒は控えよう。控えなきゃ...控えたいなぁ。