2016年、美味しかったウイスキー

偉そうに2016年と見出しをつけたが実際まともに酒を飲みだしたのは今年からだから、説得力なんてものはなくて、なんとなく振り返ってまた飲みたいなーと思う年末のそういうやつです。

 

ランキングではなく、飲んだ順に。

 

1.山崎シェリーカスク2016

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山崎シェリーカスク2013がウイスキーバイブル2015で世界最高のウイスキーに選ばれたこともあって、2016の数量限定発売が決まった時はたとえ何万でも買おうと決めていた。実際発売された時は4万という値に足踏みしつつも抽選に応募。残念ながら外れてしまったが、友人が抽選に当たったので共同購入という形にしてもらった。

もう、語る言葉もない、バケモンみたいに美味かった。

 

2.ダグラスレイン The Old Malt Cask ストラスミル 29年

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the mush tunと信濃屋向けに詰められたストラスミルの29年。もうボトルで手に入れることは難しいだろうが、29年を1万5千円ほどで買えるということに驚いた。というのも、ここで初めてボトラーズの存在を知ったのだ。CADENHEAD'S, GORDON & MACPHAIL, ADELPHI, THE MALTMANなどなど、、、完全に沼にはめられた。

 

ストラスミルには、紅茶っぽい、なんかざらっとした印象しかなかったが、これはかなりオイリーでフルーツ感が良かった。

 

3.宮城峡 シェリーカスク

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山崎シェリーカスクから始まったこの1年は、バーに行ってもなんかシェリーカスクが飲みたい、しか言ってこなかった。どこかで飲みたいと思いつつもなかなか巡りあえなかったが、三越前のバーに入ってみたらあった。宮城峡自体は割と硫黄感が強くて得意じゃなかったがシェリーカスクはその感じもありつつも嫌ではなく、想像以上に濃厚なシェリーカスクだった。値段が定価で出回ってれば最高のボトルだけど、結局プレミアで4万くらいにはなっているから悲しい。

 

4. ティーリング ヴィンテージリザーブ 26年

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アイルランドはダブリンのティーリング蒸留所のバーにて。

最近はこのティーリングのヴィンテージリザーブがキテるようで。21年かなんかを昔に飲んだ時は味が複雑すぎて何が何やらって感じだったけど、多少飲みなれたからか、26年がずば抜けて美味かったのか。

 

シェリーカスク、シェリーカスクとうるさかった私だが、これの美味さには黙るしかなかった。聞けば、バーボンカスクで熟成からのwhite burgundyという辛口のシャブリでのフィニッシュらしい。そのため香りは白ぶどうっぽくもあり、味はトロピカルフルーツ全開という感じだった。26年は流石に日本円でも8万近くするが、23年や24年は2万ちょいで買える。ジャパニーズといいスコッチといい、ブランド的な価値が余計に乗っている気がしてならないので、適正価格で買えるアイリッシュは素晴らしい。どんどん人気になっていくだろうし、安いのは今のうちなのかもしれない。(というかこの1年でバッチも変わったのに若干高くなってるよね。。。

 

5. アベラワー アブーナ

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家に常備しておいて良いかな、というボトル。

アベラワーのオフィシャルはこの秋あたりにまた日本で正規に発売されているので供給に安定感があるし、ハイプルーフで、リッチな王道シェリーという感じでボトル1万いかない。これより美味ければ良いシェリーカスク飲んだな、という気分になるある意味自分の中での基準になった。

 

6. ラガヴーリン 25年

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今年で200周年を迎えるラガヴーリンが記念に出した25年。まぁ鬼のように高かったし、美味いのも当たり前なんだけれども。

長熟のアイラでシェリーカスクってなるともう、大抵のボトルはどれかの要素の良さを殺してしまうんだけれども、すべての要素の良さを引き出してる感じで美味しかった。アイラ自体はあんまり得意ではなかったが、これはまた飲みたいという気持ち。

ピートが効いたウイスキーで美味しいと感じたのは、これと後述のボウモアと、カネマラ22年くらいだろうか。来年は開拓していきたい。

 

7. ハンターレイン The Old Malt Cask ボウモア20年

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ボウモアには苦手意識があり、そもそもアイラモルトが好きでないというのもあるがその中でも特に臭い上に辛くて、にも関わらず味はさらっとしてるという印象だった。

 

ところが、このボトルでは辛さは全く感じられず、「アイラの女王」と呼ばれる所以を知った。ピート香はあるが、味わいは優しくそれとなくパッションフルーツの感じがある。昔のボウモアは南国感が凄かったと聞いて半信半疑だったが、これは納得。比較のために普通のボトルも飲ませてもらうが、これも普通に美味しかった。オフィシャルの一番普通のボトルでも、1,2年でこれだけ変わるのか。。。

 

8. 山崎 ミズナラ

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いつかは行ってみたい、まさに「男の憧れ」というような店であるが、むしろ憧れて足を踏み入れられるのは学生の時分だけではなかろうか、と思い立ってお邪魔した。休日であったため、島地先生もおられたが歓迎してくださった。

 

この店のためだけの山崎である、詳しくは書かない方が良いのか知らないけれど、内容に対して値段は破格である。これをまずはニートでいただく。ミズナラというと、良く言えばキャラメル香と言える。悪く言えば青臭くてエグい。正直あまり美味しいと感じたことはなかったが、これはもう良い部分しか出てない。これはもうウイスキーというか、ジャパニーズウイスキーという別の酒だ。

 

二杯目は1:1で水と割ってシェイクして出してもらった、これが衝撃だった。薄まることなく、香りと味が一気にブワッと開くのだ。スイスイ飲めてしまう。。。ダブドフの葉巻を蒸しつつ、何から何までに呆気にとられたのだった。周りには明らかに高い服を着た、社長と呼ばれる人しかいない。逆に後数年もしたら足を踏み入れられないのだろう...と思いつつ、浮かれた学生のうちにまたうっかり勘違いと憧れで足を踏み入れたいと思った。次はタリスカーのスパイシーハイボールも頂こう。

 

こうしてみると結局1年、山崎で始まり山崎で終わっている。今年はロシアやアイルランドに旅行して、日本って酒しょぼいなーなんて思っていたけれど、とんだ勘違いだった。いや、もうちょっと安くしてくれりゃあねぇ・・・。